freeeで「自宅兼事務所」のような、プライベートと事業用が混ざった取引の仕訳をする方法
確定申告でをする際に最も気になることのひとつが「プライベートと兼用で使っているもの」の税金ですよね
仕事でも使っているのに「経費」にできず税金がかかるのは納得いかん! という方も多いと思います
これをきちんと使用率に応じて部分的に「経費」として申告できるのが「家事按分」です。聞いたことある方も多いと思います
今回は確定申告ソフトfreeeで家事按分を設定し、自動的に使用率に応じた申告ができる方法を解説したいと思います
freeeで家事按分を設定する
freeeでの家事按分設定は「確定申告」メニューから行います
トップメニューの「確定申告」を選び、表示された手続き一覧から「家事按分」を選択します
家事按分一覧が表示されます
何も設定していなければ一覧は出ませんが、どちらの場合でも「新しい家事按分を登録」というボタンがあると思いますのでこちらをポチッと押します
するとこのような登録画面が出てきます
登録すべき項目の詳細
まず「勘定科目」を設定しましょう
例えば自宅兼事務所の家賃なら「地代家賃」、プライベート兼用の車のガソリン代は「旅費交通費」といった具合です
続いて「品目名」を必要に応じて設定します。これはフィルター効果がありますので正しく設定しましょう
どういうことか説明します
例えば「地代家賃」であれば全ての「地代家賃」について家事按分で問題ないケースも多いでしょうが、「旅費交通費」の場合は、「ガソリン代」は家事按分だけど「電車代」は家事按分じゃない、というようなことがあると思います
その時に品目を「ガソリン代」と設定しておくことで
「旅費交通費」科目で且つ「ガソリン代」という品目のものだけを家事按分する
というように処理することができるのです
品目は自分で設定しておく必要がありますので、やり方が分からないという方は関連記事も参考にしてみて下さい
最後に事業費率を入力します。正直に入力しましょうね(笑)
家賃なら面積や利用時間で、ガソリン代なら移動距離や使用時間で比率を考えて適正な値を入れましょう。例えば50%なら「50」と入力します
これで家事按分の設定は終了です
後は何も考えず仕訳をしていけばOKなのですが、1年分全ての仕訳が終わって確定申告書類を出力する段階になったらあと1ステップだけ作業をします
先ほどの家事按分一覧を表示し、リストのいちばん下にある「再計算」を押します
これで1年分全ての仕訳について、按分率に基づいた額を計算してくれます
以上がfreeeでの家事按分の設定方法です