STEP4 確定申告書類を自動で作成しよう

freee 確定申告 申告書

STEP3では説明が長くなってしまいましたね。ごめんなさい……

ただ、長いのは私の説明だけで、慣れてしまえばガシガシ仕訳していけることが分かっていただけたかと思います

そして仕訳を頑張ってくれた皆様、お疲れ様でした!
何とfreeeでは、これで確定申告の準備がほぼ終わったと言っても過言ではありません

賃借対照表」とか「損益計算書」とかを聞いて「何、それ?」と頭を抱えていた方もいるかもしれませんが、全く覚えなくても大丈夫です。先ほど仕訳したデータをもとにして、全部freeeが自動でやってくれます

ということで早速、確定申告書類を出力していきましょう

ただ、最終的に出力される提出用の書類を保存するためには、有料コースへの登録が必要となります
お試しでここまで作業を進めてきた方は、ここで有料コースへの登録を行ってください

プランはいちばん安い「スタータープラン」で大丈夫です。もしプランごとの細かな違いを知りたいという方は補足記事を用意しましたのでこちらを参考にしてみて下さい

freeeで確定申告書類を出力する準備

freee 使い方 簡単

上部メニューの「確定申告」を選択します

するとページのいちばんはじめに「決算の準備」という項目がありますのでこちらを必要に応じて設定します

振替伝票
他製品からの乗り換えの際に使います。今回の解説では全ての取引を入力しているはずですのでここは無視して大丈夫です

固定資産台帳

固定資産をお持ちの場合はこちらで登録を行っていきます。資産価値や減価償却方法を記入していく形となります。固定資産が無い場合は無視して大丈夫です

在庫棚卸
在庫を抱えるような業種の場合はこちらに入力します。月次での棚卸の在庫価格と決算時の棚卸在庫の価格を入力します。在庫を抱えない業種や、在庫が無い場合には無視して大丈夫です

家事按分
家賃や光熱費、車代などをプライベートと共用している場合にはこちらで割合を登録します。家事按分が無く、完全にプライベートと切り離されている場合には無視して大丈夫です

全ての項目を必要に応じて設定出来たら次へ進みます

freeeを使って確定申告書類を自動で作成する

freee 書類作成 簡単

freee 使い方 簡単

「準備ができたら」という項目から「確定申告書類の作成」をポチッと押します

すると5つのステップに回答していくだけで、自動で必要書類一式を出力してくれるような仕組みになっています。自分で書式や記入用紙を用意する必要はありません
本当にありがたいです

「基本」ステップ

ここでは以下の項目を入力していきます

  • 自分の住所氏名等の情報
  • 管轄する税務署
  • 屋号と開業日
  • 業種
  • 申告書(白色・青色10万円・青色65万円)
  • 申告方法(税務署持ち込み・郵送・freeeで電子申告・e-taxで電子申告)

青色申告承認申請書を提出済みの方は迷わず65万円控除を選びましょう。難易度は10万円と全く変わりません。freeeを使う以上、わざわざ10万円を選択する理由はありません

申請してないという方は残念ですが白色申告を選ぶしかありません……。
作業量は全く変わりませんので、来年へ向けて青色申告申請を行っておくことをおススメします

申告方法についてはちょっと注意が必要です

持ち込みや郵送の方は問題ありませんが、電子申告を行う場合にはマイナンバーカードと電子カードリーダーが必要となります
詳しくは次の「確定申告を行おう」というステップで解説しますが、電子申請は必要な準備ができていないと出来ないということを覚えておいて下さい

その代わりに電子申請を行うと9種類もの書類を省略できますので、今年は間に合わないという方は来年へ向けて早めに準備を進めておくと良いと思います

「収支」ステップ

ここで収支を確認します。前年の収支は先ほど全て登録したはずですので、ここでは表示されている金額を確認するだけでOKです

続いて、地代家賃がある方はここで支払先の情報を入力します。大家さんや管理会社だと思いますので、賃貸契約書を用意し、それをもとに入力します

その後はYes/No形式で質問に回答していきます。「はい」か「いいえ」で回答していき、必要に応じて金額等を入力していくだけですので特に迷うことはないと思います

「確認」ステップ

お疲れ様でした。これで確定申告の書類が作成されました!
あまりの簡単さにびっくりしますね

画面には自動で作成された書類一式が表示されていると思いますので、出来上がった書類を確認しましょう

「確定申告書B 第1表」
「確定申告書B 第2表」
「青色申告決算書」

これらが出力されていますね

青色申告決算書の中にはなんだかよく分からなかった「損益計算書」や「賃借対照表」が含まれていることも確認できると思います

 

以上で確定申告書類の準備は完了です

「あれ? 帳簿は?」「伝票とか持ってかなくていいの?」と思いますよね。いいんです
税務署に言われた時に提出できるよう7年間保管しておく必要があるだけで、申告の際に持っていく必要はありません

次回でいよいよ確定申告が終わります。最後のひと頑張りですね

 

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